Q.企業はどうママをサポートするべきでしょうか?
まずは育児休暇制度を少し変えるだけで、ぐっとママは働きやすくなるんです。育児休業制度の充実というと、期間を伸ばしてあげようとする企業が多く、3年や6年休めるという例も増えていますが、なかなか普通の企業はそこまでできませんよね。また逆に休業におけるブランクが長ければ長いほど復帰したあとママ本人が仕事のカンを取り戻すのに時間がかかるので単純に長期間休みが取れればいいというわけでもありません。ただ、法律通り(子どもが満1歳になるまで。事情があれば半年延長できる)では足りないので延ばして欲しいと言われる原因として、保育園不足により、年度の途中ではなかなか保育園に入れないと言う背景があります。例えば9月に生まれた赤ちゃんなどの場合、最初の4月に合わせようとするとまだ月齢が7ヶ月であずけるのにためらってしまう事も多く、次の4月に合わせようとすると法律どおりでは半年延長措置を使っても1ヶ月足りないというようなケースになります。また、保育園では4月の前半は「ならし保育」期間なので1日2時間や3時間程度でお迎えに行かなくてはなりません。4月1日から急にフルタイムで復帰できるというわけではないのです。
ですから子どもが満1歳になった年の4月「末」まで育児休業が取れれば困難さは解消されます。会社の「年度にあわせて切り替える」のではない、柔軟さが大切だと言えます。
それから、評価体系の改正ですね。育児短時間勤務を取ったら、時間が少ない分を給料から差し引くという発想の企業がまだまだ多数ですが、短時間でも人によってはフルタイムの社員と同じだけの仕事量を効率よくこなしているケースも多々あります。時間あたりの生産性で言えば非常に有能だということです。本来ならば社員が時間あたり生産性が高ければ高いほど会社は儲かるわけですから、こういった時間制約のある社員は高く評価されてしかるべきということが言えます。単純に会社に滞在している時間の長さだけで評価を一律に削るような評価ではなく、成果と創意工夫をきちんと見ていく評価のありかたが今後ますます求められてくるでしょう。
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